赤ちゃんは筋トレをしないのに、なぜ歩けるようになるのでしょう?

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こんにちは、ひさこです



これ、不思議だと思いませんか?

赤ちゃんって、腹筋もしません。
スクワットもしません。
ランニングもしません。
もちろんジムにも通いません。

……当たり前ですね(笑)。

それなのに、ある日、つかまり立ちを始めます。

一歩踏み出したと思ったら転ぶ。
また立つ。
また転ぶ。
そしてまた立つ。

しかも、
「今日は疲れたからやめよう。」
なんて言いません(笑)。

何度転んでも、泣いたとしても、少し休んだらまた挑戦します。
そして、気がつけば歩き、走り、大人を追いかけ回すようになります。

「あれ?」
「筋トレしてないのに、どうして歩けるようになったの?」

私は、この何気ない光景の中に、人間の身体の大切な秘密が隠されていると思っています。

私たち大人は、
「筋肉をつけなければ。」
「お腹に力を入れよう。」
「脚を鍛えよう。」
そんな言葉をたくさん耳にします。

もちろん筋肉は大切です。

でも、筋肉だけを意識して身体を動かそうとすると、不思議なことに身体は必要以上に力んでしまいます。

本当に働いてほしい身体の奥の筋肉ではなく、表面の筋肉ばかりが頑張ってしまう。
だから肩がこったり、腰が張ったり、ふくらはぎばかり疲れたり…。

「頑張っているのに楽にならない。」

そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

では、赤ちゃんは何をしていたのでしょう。
答えは、とてもシンプルです。

骨格構造どおりに身体を使うことを覚えていた。

それだけです。

寝返りをする。
ハイハイをする。
座る。
立つ。
歩く。

赤ちゃんは毎日の遊びの中で、骨を本来の構造どおりに動かすことを少しずつ覚えていきます。

骨が自然に動けば、その骨についている筋肉も自然に働きます。
つまり、赤ちゃんは筋肉を鍛えて歩けるようになったのではありません。

骨格構造どおりに身体を使えるようになった結果として、筋肉が育っていった。

そう考えると、とても自然ではないでしょうか。
ところが、大人になると少しずつ変わってきます。

転ばないように歩こう。
疲れないように歩こう。
痛くならないように歩こう。

そんなふうに身体を守ろうとする気持ちが強くなります。
もちろん、それは悪いことではありません。

でも、その「守ろう」という気持ちが強くなりすぎると、身体は必要以上に力が入るようになります。

肩が上がる。
腰が固まる。
股関節が動かなくなる。
足の指をぎゅっと握りしめて歩く。

気づかないうちに、身体はあちこちでブレーキをかけながら歩くようになってしまうのです。

そして私たちは、その状態を見て、
「筋力が落ちたからかな。」
「年齢のせいかな。」
「もっと筋トレしなくちゃ。」
と思ってしまいます。

でも、本当にそうでしょうか。

赤ちゃんは、転ぶたびに筋肉を鍛えていたのでしょうか。

違いますよね。
転ぶたびに、身体は少しずつ骨格構造どおりの使い方を覚えていったのです。

だから赤ちゃんは、転ぶことを怖がりません。
「また転んじゃった。」
それくらいの感覚で、また立ち上がります。

身体を信じているのです。

一方、大人は一度転ぶと、
「もう歳だから…。」
「筋力が落ちたんだ。」
「もう無理かもしれない。」
そんなふうに、身体より先に心がブレーキをかけてしまうことがあります。

でも、私は整体や立腰体操を通して、多くの方の身体を見てきて思うのです。
年齢が身体を硬くするのではありません。

身体の使い方を忘れてしまうことが、身体を硬くしてしまう。

逆に、骨格構造どおりに身体を使う感覚を思い出すと、
「歩くのが楽になりました。」
「姿勢が自然と伸びました。」
「階段が怖くなくなりました。」
そんな嬉しい声をたくさんいただきます。

身体は、年齢よりもずっと正直です。
正しく使ってあげれば、ちゃんと応えてくれます。

だから立腰体操では、筋肉を頑張って鍛えることよりも、骨格構造どおりに身体を使う感覚を大切にしています。

筋肉は頑張らせるものではありません。
骨が本来の動きを取り戻せば、筋肉は必要なときに必要なだけ働いてくれます。

ときどき赤ちゃんを見るたびに思うのは
「身体の使い方、一番上手なのは誰だろう?」

もしかしたら、専門家でもアスリートでもありません。
赤ちゃんが、一番の先生なのかもしれません。

……ちょっと悔しいですね(笑)。

もし最近、
「歩くと疲れやすくなった。」
「姿勢が気になる。」
「年齢だから仕方ないのかな。」
そんなふうに感じることがあるなら、一度だけ思い出してみてください。

あなたも赤ちゃんの頃は、誰に教わることなく立ち上がり、歩けるようになりました。

その力は、なくなったのではありません。
少し忘れているだけなのかもしれません。

身体は人生を楽しむための土台です。
旅立つその時まで、自分の人生を楽しむために。

赤ちゃんが教えてくれる身体の使い方を、もう一度思い出してみませんか。 🌱

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